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真珠養殖事業

Aquaculture

真珠とは

人間が唯一自然に働きかけ作り出せる生物鉱物

1893年に日本人の御木本幸吉翁により世界で初めてアコヤ貝から養殖真珠を作り出す技術が確立されて以来、日本人にとって真珠は身近な宝飾品となり、世代を超えて母から娘へ受け継がれてきただけでなく、現在では性別を問わず人々に愛されています。

宝石としての歴史は古く、クレオパトラの伝承や数々の叙事詩、日本では日本書紀・古事記・万葉集にも語られるほどです。
御木本幸吉翁が養殖技術を確立する以前は、真珠貝(真珠層を分泌することができる貝)から稀に採れる天然真珠しか真珠を手に入れる方法はありませんでした。希少で美しい天然の真珠貝が多く生息していたペルシャ湾沿岸国、特にバーレーンでは紀元前2000年ほど前から天然真珠が採取され、大きな産業となっていました。
その4000年近い天然真珠の歴史を塗り替えたのが御木本幸吉翁でした。
真珠貝の貝殻を作るバイオミネラリゼーション(生物の鉱物形成作用)を利用し、貝の外套膜を外科手術により体内に移植するという方法を用いて真珠を作る手法を確立したのです。

貝の内部構造図

真珠は、人間が唯一自然に働きかけ作り出せる生物鉱物であり、130年経った現代でもその真珠作りの手法は変わっておりません。

真珠とは、古い歴史とジュエリーとしての華やかさをまとうことができる宝石の1つなのです。